ビニールハウスIoT化※暖房機編
冬の温度低下による作物の生育を守るため、暖房設備が必要です。
テーマはローコストな温室の自動化なのでどうにしたら実現できるかまとめてみました。
暖房機の種類
暖房機にもいろいろありますが、ビニールハウスで利用するという前提で、下記3つに絞っています。
1.温風機(温風ボイラー)
2.ヒートポンプ
3.石油ストーブ
それぞれメリット・デメリットがありますが、理想的なのは併用して使うということです。
温風機
これは、業務用のファンヒーターと考えるとイメージしやすいです。
家庭用のファンヒーターは、灯油で燃焼します。
原油高騰リスクがあって、灯油代金の価格変動があります。
燃料代が経営を圧迫する可能性があるので、温風機だけで温度管理するのは悩みどころです。
ヒートポンプ
業務用のエアコンと考えるとイメージしやすいです。
ヒートポンプは電気だけで温めることができるので、原油高騰リスクがなく、電力価格は価格変動は心配ありません。
石油ストーブ
停電時に大活躍してくれる石油ストーブは、手動で温度管理する必要があり毎日ストーブのON、OFFをしないといけません。
給油回数を減らしたい
大型の温風機は、給油タンクも大きいので給油する回数も少なくてすみます。
しかし、家庭用のファンヒーターでは、5~10Lのタンクなので使用時間によっては数日で空になってしまいます。
そこで考えたのが複数台オンプヒーターを設置して給油回数を減らすということです。
5坪程度の温室だと夜間だけの暖房で灯油1.5Lの消費です。(弱燃焼)
3日程度で給油が必要なのですが、4台のファンヒーターを利用して1日1Lづつ利用させます。
そうすると、5日間に1度給油すればよくなります。
4台の場所の問題と導入コストを優先しなければ、4台のオンプヒーターで低温障害はクリアできそうです。
また、ビニールハウス内の温度をスマホで見たい。
意図したように暖房制御ができているか確認できればさらに安心です。
スマートホンでビニールハウスの状況を見ることができれば、毎日の温度管理に悩まされることがなくなりますよね。
家庭用石油ファンヒーターで温度管理
家庭用石油ファンヒーターは、安全上の都合で3時間立つとスイッチが切れます。
安全の面ではとても良い仕様だと思います。
なので、火気があるものの制御などは危険ですのでやめたほうが良いです。
あくまで、個人的な利用として実践した内容を紹介します。
必要な部品
・Arduino
・Arduino用電源
・サーボモーター(MG996R)
・モータードライバPCA9685
・サーボモーター用電源
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